MENU

【メッセージ】ピアニスト 北村朋幹さん

2022 8/06

考えてみれば、音というものはそもそもその場にしか存在しないもので、すべての演奏は一期一会であるはずです。
ジョン・ケージのプリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュードがその事をとても強く思い出させてくれるのは、勿論、演奏する場所や、使う楽器のサイズに合わせてプリパレーションに使う部品を変えるからだ、と言えるかもしれませんが、それだけでない何か、たとえば季節の移ろいや自然の響きに常に心を傾けていたこの作曲家の心象風景が、もっとも素直に表れているのがこの作品だから、というようなことも感じます。
 
今回はこの大作への前奏曲のような形で、彼に縁のある二人の作曲家の作品を併せて演奏させていただく運びとなりました。
思想上大きな影響を受けたサティ、また親しい友人でもあった武満徹。
国籍も年齢も異なるこの三人の音楽は、全く違うようで、どこか呼応し合うようでもあります。
 
さて、秋のはじまる箕面に、どのような響きがうまれるでしょうか。
 
北村朋幹

★北村朋幹さんにご出演いただく「《身近なホールのクラシック》北村朋幹ピアノ・リサイタル」の詳細は下記リンク先をご確認ください。
10月6日(木)「《身近なホールのクラシック》北村朋幹ピアノ・リサイタル」公演情報

目次